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コキア
一級建築士・整理収納アドバイザー1級
「毎日をちょっと”ラク”にする」がテーマ。実体験をもとに、暮らしのアイデアを発信しているブログです。

●木造住宅の設計が得意
●2児(中学生男+小学生女)の母・共働き

●20代~30代:愛知県の設計事務所で約10年間勤務
●30代~40代現在:出産を機に、地元の建設会社で勤務

●平成25年に自宅をリフォーム
●令和3年に自宅を新築

【プロパンガス節約】太陽熱温水器は元が取れる?一級建築士の我が家が1年間のガス代を徹底比較!

当ページのリンクには広告が含まれています。
こんな方にオススメの記事です

プロパンガス料金が高い!節約方法は?
太陽熱温水器を導入したいが元は取れる?
光熱費を抑えたエコな住まいづくりがしたい

「都市ガスの地域ではないけど、ガス火で調理したくてプロパンガスを選んだ」
そんな方も多いのではないでしょうか!?

こんにちは、コキアです。
私は一級建築士として住宅の設計に携わっており、
日頃から「いかに快適で、かつランニングコストを抑えられる住まいにするか」を提案しています。

コキア

プロパンガスを使う我が家では、家の建て替え時に、
真空管水道直結タイプ」の太陽熱温水器を設置しました。

「プロパンガスは高いから太陽熱温水器で節約したいけれど、高い初期費用を払って本当に元がとれるの?」と疑問に思う方のために、
使っていない年と使った年のリアルなガス使用量を徹底比較しました!

建築士の視点からも詳しく検証していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

【結論】プロパンガス×太陽熱温水器は「約14年」で元が取れる!

結論から言うと、我が家に導入した水道直結タイプの太陽熱温水器は、

年間で約3万円(ガス使用量100㎥)の節約になり、
初期費用を考慮すると約14年で元が取れるという計算になりました!

ガス料金がどんどん高騰していく現在、
太陽のクリーンなエネルギーでお湯を沸かせる”太陽熱温水器”は、
プロパンガス節約の強力な味方になります。

コキア

ただし、実際に使ってみて分かったメリット・デメリットや、
タイプ選びの注意点もあります。
我が家のリアルな比較データを交えて、詳しく解説していきますね!

太陽熱温水器「あり・なし」の1年間ガス使用量のリアル比較

超ど田舎にある我が家は敷地が広く、同じ敷地内に「離れ」「母屋」があります。
以前は離れに住んでいましたが、令和3年に母屋を建て替えました。

実は、ほぼ同じ条件の下で
「太陽熱温水器を使っていないガス代」と
「太陽熱温水器を使ったガス代」を
比較することができたのです!!

家族構成に変化なし(夫婦+子2人)
生活時間帯に変化なし
 (共働き:朝出かけて夕方帰宅)
お風呂は一番少ない設定でお湯張り
プロパンガス供給会社は同じ
 (同じ敷地内の省エネ地域区分が5地域)

コキア

条件がこれだけ揃った状態で、
令和2年「離れ」(太陽熱温水器なし)
令和4年「母屋」(太陽熱温水器あり)
プロパンガス使用量を比較した表がこちらです。

令和2年まで住んでいた「離れ
・太陽熱温水器なし
・給湯器(従来型)
・食洗機なし

令和3年から住み始めた「母屋
令和4年 
・太陽熱温水器(水道直結タイプ)あり 
・給湯器(高効率型エコジョーズ)
・食洗機あり

令和4年2月からガスストーブを使い始めましたが、ガス会社からの明細により暖房分の使用量がきっちり分かるため、
その分は差し引いて給湯・調理分のみで計算しています。

我が家がガスストーブを併用してさらに冬の光熱費を下げた工夫はコチラ↓から

高効率給湯器(エコジョーズ)の影響を補正してみる

ここで建築士として見逃せないのが、給湯器のスペック差です。
令和4年の新しい母屋では高効率給湯器「エコジョーズ」を採用しています。

メーカー(ノーリツ)のホームページによると、
エコジョーズは従来型の給湯器と比較して10~15%の節約になるとのこと。

そこで、太陽熱温水器だけの純粋な効果を測るために、令和2年の使用量を一律「10%少なく調整(補正)」して、再比較してみました!

太陽熱温水器なし(補正後):182㎥-82㎥→100㎥/ 年(計109,258円)
太陽熱温水器あり:82 ㎥ / 年(計79,352円)

【差引結果】
182㎥ - 82㎥ = 100㎥ の節約
109,258円 - 79,352円 = 29,906円 の節約

給湯器の性能差を差し引いても、太陽熱温水器を使った場合、
1年間でガス使用量は100㎥、料金は約3万円の節約という結果になりました!

新しい母屋で導入した食洗機も、正しくお手入れすれば故障リスクを減らしてさらなるコスト節約に繋がります。
詳しくはコチラ↓の記事からどうぞ

太陽熱温水器の設置費用と「元が取れる期間」のシミュレーション

では、年間約3万円の節約効果に対して、導入にかかった初期費用は何年で回収できるのでしょうか?

水道直結タイプ(我が家の場合)の回収年数

我が家で使っているのは、寺田鉄工所「SUNTOP」という水道直結タイプの真空管式太陽熱温水器です。

屋根の上に設置しています

太陽熱温水器(水道直結タイプ)の設置にかかった費用

太陽熱温水器 334,000円
取付費用    80,000円
ーーーーーーーーーーーー
合計初期費用:414,000円

この初期費用を、先ほどの年間節約額で割ってみます。

414,000円 ÷ 29,906円/年 ≒ 14年

太陽熱温水器(水道直結タイプ)の場合、
約14年で元がとれるという計算結果になりました!!!

現在はガス代(エネルギー価格)がどんどん高騰しているので、今後のガス基本料金によっては、もっと短い期間で元が取れるかもしれません!

自然落下タイプなら「約8.5年」で元がとれる!?

一方で、水圧を利用せず重力でお湯を落とす「自然落下タイプ」の太陽熱温水器もあります。
もし、自然落下タイプの設置費用が仮に「25万円」だとすると、回収期間はこうなります。

250,000円 ÷ 約30,000円/年 ≒ 8.5年

太陽熱温水器(自然落下タイプ)なら
約8.5年で元がとれそうです!!!

「とにかく早く初期費用を回収したい!」という場合は、
価格の安い自然落下タイプを選ぶのも大いにアリだと思います!

太陽熱温水器の「平板式」と「真空管式」の構造や集熱効率の違いについては、
コチラ↓の記事で分かりやすく比較しています。

実際に使ってわかった水道直結タイプのメリットと不便なデメリット

「キッチンやシャワーでも高い水圧のまま使えて便利そう!」という理由から水道直結タイプを選びましたが、
実際に暮らしてみると、設計士としても非常に勉強になる「不便なポイント(デメリット)」がいくつかありました。

夏はお湯が熱すぎてエラーが出る
真夏の真空管タイプは集熱能力が高すぎて、非常に熱くなります。
そのため、給湯器をONにして「自動お湯張り」をしようとすると、給湯器側が熱湯を検知して安全エラーを起こしてしまい、うまく自動お湯張りができないことがあります。

暑い時期以外はお風呂でお湯を使い切ってしまう
春・秋・冬は、お風呂にお湯を張った段階で温水器内のタンクに貯まったお湯をほぼ使い切ってしまいます。
そのため、結局キッチンでの洗い物などには、普通にプロパンガスで給湯器を使用することになります。

冬の朝は凍結に注意が必要
冬の非常に寒い朝は、配管の凍結でお湯が出なくなってしまうリスクがあります。
そのため、冷え込みが予想される前の晩には、あらかじめ水栓をひねって「屋根からのお湯を使わない設定」に変えておく手間が必要です。

これらを考えると、操作がシンプルで価格が安い「自然落下タイプ」の性能でも十分に満足できたかも?と思うことも正直あります。

導入後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、
我が家の失敗談ベースでまとめたコチラ↓の記事も必ずチェックしておいてください!

太陽熱温水器の寿命はどれくらい?長く使うほどお財布が潤う

一般的に、太陽熱温水器の寿命は15年〜20年と言われています。
しかし、定期的に点検を行い、消耗品の交換を適切に行っていれば、20年以上利用し続けることも可能です。

ちなみに、私の実家では、
「タンク別置きタイプの太陽熱温水器」を22〜23年目くらいで交換していました!

初期費用を回収した後の期間は、
使えば使うほど「丸々お財布に得が返ってくる」ボーナスタイムになります!

水道直結タイプ(約14年で回収)の場合

・20年もつなら
20-14=6年 
6年×3万円=18万円節約

・25年もつなら
25-14=11年
11年×3万円=33万円節約

自然落下タイプ(約8.5年で回収)の場合

・20年もつなら
20-8.5=11.5年
11.5年×3万円=34.5万円節約

・25年もつなら
25-8.5=16.5年
16.5年×3万円=49.5万円節約

やはり、適切にお手入れをして寿命を延ばせば延ばすほど、
プロパンガス節約の効果は累積して大きくなっていきますね!!

凍結による故障発生!知っておくべき火災保険の「支払い通知」のリアル

「屋根の上に重い機器を置いて、故障したときの修理代が高くつくのでは?」と心配される方も多いと思います。
実は我が家も、過去に「冬の凍結」が原因で、2回ほど配管などの部品交換修理を経験しています。

結論から言うと、
幸いなことにいずれの故障も火災保険の補償対象(建物損害)として認められたため、火災保険を請求することができました!

ただし、保険会社から届いた「支払い通知」を見てみると、適用される特約によって負担額が変わることが分かりました。

火災保険の適用ルートと自己負担額の差

保険会社の判断によって、以下のどちらの保険金が適用されるかで結果が変わります。

「水道管凍結修理費用保険金」の特約が使われた場合
補償が手厚く、免責なし(自己負担ゼロ)で全額が支払われます。
(※我が家で初めて故障したときは、こちらが適用されました)

「建物損害保険金(基本補償など)」が適用された場合
免責が適用され、(我が家の場合)1回あたり5,000円の自己負担で済みました。

どちらが適用されるかは最終的に保険会社の判断次第になりますが、
これから太陽熱温水器を設置する予定があるなら、契約時に「水道管凍結修理費用保険金」の特約をあらかじめつけておくことを強くおすすめします!

これがあるだけで、
冬場の凍結リスクに対する安心感がまったく違いますよ!

新築・建て替え予定の方は「火災保険の早期比較」が鉄則

特にこれから一戸建ての新築や建て替えをする方は、太陽熱温水器などのエコ設備を導入するかどうかを決める段階で、
早めに火災保険の比較検討をしておくことが大切です。

建築士として多くの施主様を見てきて実感するのですが、新築時は決めることが多すぎて、
引き渡し直前に”なんとなく”で決めた割高な火災保険に入ってしまう方が後を絶ちません。

太陽熱温水器に最適な特約を安く組み込むためにも、まずは無料の一括見積もりサービスを使って、複数の保険会社からプランを比較しておくのが賢いコストカットのコツです。

見積もりは完全無料、最短3分で複数社の比較ができて、最適な特約プランが分かります

コキア

我が家の故障原因も
「凍結対策の不十分」や
「配管保温材の経年劣化」でした。

これに懲りてからは、年に1回、
本格的な冬が到来する前に「屋根まわりや配管の保温材の状態」
をしっかり点検することをルーティンにしています。

まとめ:プロパンガス料金に悩むなら太陽熱温水器は投資の価値アリ!

一級建築士である我が家が、1年間のガス使用量を比較検証した結果、
太陽熱温水器はプロパンガス料金を劇的に下げてくれる素晴らしいエコ設備であることが分かりました。

水道直結タイプでも約14年、自然落下タイプなら約8.5年で元が取れる

エコジョーズの節約効果を差し引いても、年間約3万円分のプロパンガスを削減できる

適切なメンテナンスで20〜25年長持ちさせれば、数十万円単位の資産を生み出す

初期費用はかかりますが、
毎月高いプロパンガスの明細を見てため息をつくくらいなら、
太陽の力を借りて賢く固定費を下げてみませんか!?

コキア

万が一の凍結トラブルも、正しい火災保険のプラン選び(特約の付帯)をしておけば怖くありません。

新築やリフォーム、給湯器の交換時期を迎えている方は、
ぜひ早めに火災保険のシミュレーションとあわせて、
太陽熱温水器の導入を前向きに検討してみてくださいね!

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「毎日をちょっと”ラク”にする」がテーマ。実体験をもとに、暮らしのアイデアを発信しているブログです。

●木造住宅の設計が得意
●2児(中学生男+小学生女)の母・共働き

●20代~30代:愛知県の設計事務所で約10年間勤務
●30代~40代現在:出産を機に、地元の建設会社で勤務

●平成25年に自宅をリフォーム
●令和3年に自宅を新築

私が設計を担当させていただけるお客様はせいぜい年間2~3件ほど。
”少しでも多くの方に、私が持っている知識や経験やアイデアが役に立ったらいいな”という思いで書いています。
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