雨の日の洗濯、部屋干しでリビングが占領されてストレス
ランドリールームは本当に必要?つくらないと後悔する?
部屋干しの臭いが気になってる
こんにちは、コキアです。
私、普段は住宅の設計(一級建築士)の仕事をしています。
雨の日の洗濯って、本当にストレスですよね。
部屋干しすると場所は取るし、臭いも気になるし…。
そんな悩みを解決するために「ランドリールーム」を検討する方も多いのですが、
実は我が家では、あえてつくらない選択をしました。
コキア最近は、ランドリールームのある間取りが流行していますよね。
ですが、建築士としての本音は、
ランドリールーム(室内干し)は不要どころか注意が必要です。
家を傷めず、雨の日の洗濯をラクにするなら
「浴室×除湿機」が一番合理的
この記事では、なぜこの方法が最強なのかを、建築士の視点から分かりやすくお伝えします。
一級建築士の私が「ランドリールーム(室内干し)」に大反対する理由
「部屋干し専用の部屋があるなんて便利そう!」と思うかもしれません。
ですが、家全体の構造や寿命を毎日考えている私からすると、室内干しにはどうしても見過ごせないリスクがあるのです。
理由①:家の中に大量の湿気を溜め込む=建物を傷めるから
洗濯物を部屋干しすると、気になるのはやっぱり逃げ場のない「湿気」です。
湿気が室内にたまると、目に見えないクロス(壁紙)の裏や躯体にカビが発生し、家そのものを傷めて寿命を縮める原因になります。
理由②:ランドリールームは建築コストが高すぎるから



例えば
坪80万円の建設コストがかかるとすると…
1坪(2帖)×80万円=80万円
1.5坪(3帖)×80万円=120万円
正直なところコスパがかなり悪い…。
ランドリールームをつくる予算があるなら、
家族が長く過ごすリビングを広くしたり、設備のグレードを上げた方が満足度が高くなります。
理由③:将来子どもが巣立った後、ムダなスペースになるから
子供が巣立って洗濯物が減った将来、ただの「通らない通路」や物置になってしまいがちです。
他の部屋はダメ!だからこそ、「浴室干し」が最強
部屋干しで家を傷めたくない。
それなら、どこに干せばいいのか?
答えはシンプルで、すでにある「お風呂場(浴室)」一択です。
私が他の部屋ではなく、お風呂場を激推しするのには、建物の構造上マストと言える明確な理由があります。


水や湿気に耐えられる「最強の部屋」だから:
システムバス(お風呂場)は、家の中で唯一「元々水に非常に強い建材」でつくられています。
水滴が床や壁に飛ぼうが、湿気が充満しようが、建物が傷む心配は一切ありません。
換気扇で湿気を簡単に「外へ」追い出せるから:
普通の部屋にはない強力な換気扇が、最初から備わっているのもお風呂場の強みです。
湿気をリビングに漏らすことなく、ダイレクトに家の外へシャットアウトできます。
(※具体的な使い方のコツは後述します!)



わざわざ大金を払って家を危険にさらすランドリールームをつくらなくても、
「お風呂場」という最高の乾燥室が、すでにあなたの家には備わっているんです!!
【知らないと損】除湿機の種類は3つだけ!選び方を超カンタン解説
除湿機には大きく分けて3つの方式があります。
以下に簡単にまとめてみました。
コンプレッサー式(電気代が安い)
電気代が安い(←最大のメリット)
夏や梅雨に強い
冬はやや苦手
とにかくコスト重視の人向けの方式です。
デシカント式(冬でも強い)
ヒーターで乾かすので冬も安定
本体が軽い
電気代はやや高め
とにかく早く乾かしたい人向けの方式です。
ハイブリッド式(いいとこ取り)
季節に応じて自動切り替え
電気代もバランス良し
本体価格が高い
迷ったらこれだけど、コスパは微妙なのが本音です。
【電気代比較】雨の日の洗濯、どれが一番安い?
知っていたから設置しなかった、「備え付けの浴室乾燥機」のコスト問題
「お風呂場に干すなら、最初からついている浴室乾燥機でいいのでは?」と思うかもしれません。
ですが私は仕事柄、備え付けの浴室乾燥機は電気代(ランニングコスト)がかなり高いことを知っていました。



結論から言うと…、
除湿機が一番、電気代がかかりません!
比較↓すると、年間で一万円以上差が出ることもありますよ。
| 一回の洗濯でかかる電気代 | 一年でかかる電気代(100日) | |
| 200V浴室乾燥機 1.8kW | 1.8×3h×30円 =162円 | 16,200円 |
| 6帖用エアコン 0.6kW | 0.6×6h×30円 =108円 | 10,800円 |
| 乾燥機付き洗濯機 1.0kW | 1.0×3h×30円 =90円 | 9,000円 |
| ハイブリット式 除湿機 0.3kW | 0.3×6h×30円 =54円 | 5,400円 |
一年のうち雨の日が約100日として計算
| 一回の洗濯でかかるガス代 | 一年でかかるガス代(100日) | |
| 幹太くん 9㎏ | 1.5h 約150円 | 15,000円 |
我が家は最初から浴室乾燥機は設置せず、
一番小回りが利いて電気代を抑えられる「置き型の衣類乾燥除湿機」をお風呂場に持ち込む前提で、家を設計しました。
ドラム式洗濯機派の人こそ「除湿機」を使ってほしい理由
ドラム式洗濯乾燥機を使っている方は、普段は「洗濯〜乾燥まで全部おまかせ」ですよね。
でも、
おしゃれ着
ニット
などは「縮みが怖くて乾燥かけたくない」のではないでしょうか!?
そんな時におすすめなのが「おしゃれ着だけ浴室干し+除湿機」です。
これだけで
縮まない
臭わない
乾きが早い
かなり快適な使い分けができます。



「全部乾燥機」じゃなくて、
“使い分け”が一番ラクで失敗しません!!
【徹底比較】今、お風呂場干しに選ぶならどれ?
実は、私が理想とするのは
コンプレッサー式(電気代が安い)
ホース排水(水捨て不要)
サーキュレーター付き(爆速で乾く)
という3つの条件をすべて満たした除湿機。



…が、残念ながら現在の家電市場では、
この3つをすべて叶えてくれる理想の除湿機は存在しないみたいです…
例えば、コロナの最新機種(CDSC-H8026X)は
”コンプレッサー式+サーキュレーター付き”という素晴らしい機能なのですが、
本体価格が高すぎて、さすがに現実的ではありません。(※表の参考2)
そこで、この記事を読んでくださる方が今選ぶならどれが一番ベストか、
価格と機能のバランスを分かりやすく比較表にまとめてみました。
一年のうち雨の日が約100日として計算



この比較表をもとに、「コスト重視」か「時短重視」か、
あなたの好みに合わせて失敗しない優秀な2台を厳選しました!
もし我が家が「今買い換えるなら」絶対に選ぶ最新の2台
おすすめ①【我が家の本命】手頃な価格×水捨て不要!コスト重視ならこれ!
以前我が家が使っていたモデルの後継に近い存在で、
今でも「コスト重視なら次に買うのはこれ!」と決めているのがこの1台です。
大手メーカー製と比べても、アイリスオーヤマ製は価格がとてもお手頃なのが魅力です。
お風呂場干しの最大のメリットは、「排水口がすぐ足元にあること」。
このIJC-R65に市販のホースを繋いで、お風呂の排水口に直接流れるようにセットすれば、
毎日の面倒な「水捨て作業」から解放されます。





ホースを繋ぐ瞬間は多少面倒かもしれませんが、
個人的には、除湿後にタンクの水を捨てる方がよっぽど面倒。
タンクを本体から引き抜いている間に、上から水滴がポタポタと垂れてきて、それをわざわざ拭き取らなきゃいけないのって、地味にすごく厄介なんですよね…。
あの「夜中にタンクが満水になって運転が止まって、朝起きたら生乾きだった…」という絶望感とも永久にサヨナラできますよ。
【購入時の大事な注意点!】
楽天市場などでこの機種を検索すると、
ページ内で「IJC-R65」と、容量が大きめの「IJC-P70」のどちらかを選択して購入する形式になっていることが多いです。
ですが、ホースを繋いで連続排水(水捨て不要)に対応しているのは「IJC-R65」だけですので、選ぶ際は絶対に間違えないように注意してくださいね!
\毎月の電気代を抑えて、水捨ての家事からも解放されたい方はこちら/
おすすめ②【時短重視】デシカント式だけど電気代も抑えられる!爆速で乾かしたいならこれ!
「とにかく乾燥スピード最優先、家事を時短したい!」という方には、
”72分のスピード乾燥”を謳っているこのサーキュレーター付きモデルが強力な選択肢になります。
「デシカント式はヒーターを使うから、電気代が高くなるんじゃ…」と心配になりますよね。
実は、同じアイリスオーヤマのサーキュレーター付きでも、「IJDC-P60」というモデルもあります。(※表の参考1)
一見、P60の方が電気代が安そうに見えるのですが、パワーが小さいぶん、一回の洗濯物を乾かすのにK80よりも時間がかかってしまいます。
一年のうち雨の日が約100日として計算
対して、こちらの「IJDC-K80」なら強力なパワーで約2時間で一気に乾ききりそうです。
運転時間が半分で済むなら、
「デシカント式だから電気代が高い」という弱点を、”運転の短さ”でカバーでき、
結果として毎月の電気代もまあまあ安く抑えることができそうです。



「除湿機」と「サーキュレーター」を2台並べるのはちょっと手間ですが、これなら設置手間が少なく、より時短になりますよ。
\1台2役でより時短、朝までに爆速で乾かしたい方はこちら/
【我が家流】めんどくさがりな私が行き着いた、浴室干し5つの鉄則
最後に、
お風呂上がりに「壁や床の水を切るのなんて面倒!」という私が行き着いた、
一番ラクで効率的なルーティンと注意点をご紹介します。
鉄則1:夜はお風呂の換気扇を回し、「完全に乾いた浴室」にしてから干す
お風呂上がりの濡れた浴室にすぐ干さないのが我が家流。
夜の間は換気扇を回して、まずは浴室自体をカラカラに乾かします。
こうすることで、翌朝に除湿機を回したとき、
除湿機が「お風呂の水分」ではなく「洗濯物の水分」だけに100%パワーを集中できるので、
結果的に電気代も乾燥時間も浮くんです。



さらに、もし面倒でなければ…
朝干す前に浴室(床や壁の隅、浴槽内)に水滴が残っていたら、乾いた布巾でサッと拭き取っておくと効果は絶大!
我が家ではいつもこのひと手間を入れていますが、
これだけで除湿機の「無駄な仕事」が減り、驚くほど早く乾くようになりますよ。
鉄則2:除湿機を回すときは、浴室の換気扇を「絶対に切る」!
これ、意外と換気扇を回しっぱなしにする人が多いのですが絶対にNGです!
除湿機を使っているときに換気扇をまわすと、外からどんどん新しい湿った空気を浴室内に送り込んでしまい、せっかく除湿しているのに効果が薄れてしまいます。



浴室のドアや窓を閉めるだけでなく、換気扇のスイッチも必ず切って「完全密閉」にしてくださいね。
鉄則3:コスト重視派は「サーキュレーター」を絶対にお供させる!
コスト重視で「おすすめ①のコンプレッサー式(サーキュレーターなし)」を選ぶ方は、
ぜひお手持ちのサーキュレーターを一緒に回してください!
我が家でも、除湿機単体だと乾くのに6〜7時間かかっていた洗濯物が、
サーキュレーターを併用しただけで3〜4時間にガッツリ短縮できました。





強い風で水分を飛ばしながら一気に乾かすことで、
部屋干し特有のあの「嫌な生乾き臭」が驚くほど激減しますよ!
鉄則4:雨の日の洗濯物は「極力少なく、間隔をあける」&「しっかり脱水」
我が家は4人家族ですが、雨の日に洗濯をする場合は「必要な物だけ」に厳選しています。
普段は
【下着(4人分)+制服の白シャツと体操服(子供2人分)+タオル(8〜10枚)】
くらいに抑え、
急ぎでないものは翌日の洗濯にまわすのがマイルール。
なるべく洗濯物を少なくし、間隔をあけて干す方が早く乾きます。


また、干す前の工夫として(面倒でなければ)、洗濯機での脱水をいつもより長めに回しておくのもおすすめ。
これだけで乾くスピードが全然違います。
洗濯機に「風乾燥機能」がついている場合は、それを回してしまうのも手です。
(我が家でも風乾燥をしっかり回してから干しています!)



雨の日が続いて【+バスタオル(4人分)】が増えることもありますが、
サーキュレーターを併用していれば、
この量でも嫌な臭いがつかずに、ちゃんと乾きますよ!


物干し竿はニトリの店舗でアルミ物干を購入するのが一番お値打ちだと思いますよ!
鉄則5:【冬限定】冬場の休日はリビング干し!エアコンを「除湿機がわり」にする
実は我が家、雨の日だからといって年中お風呂場に干しているわけではありません。
乾燥する冬場の休日は、リビングでエアコンをつけてリビング干しにしています。
洗濯物が天然の加湿機がわりになって一石二鳥だからです。



来客があるときだけ、サッとお風呂場に移せば、生活感も隠せますよ!
- コンプレッサー式の除湿機は冬に弱いって聞いたけど大丈夫?
-
我が家では、冬でもちゃんと乾いてますよ!
平日の雨の日は、出勤前に浴室干ししていきますが、
夕方帰ってきた頃に乾いていなかったことはありません。
※我が家の除湿機…コンプレッサー式(定格消費電力184W)・6.5ℓ/日
【おまけ】浴室干しの「電源・コード」問題と、建築士プチアドバイス
浴室をなるべく密閉空間にしたいのですが、
”除湿機やサーキュレーターの電源”はお風呂の中にはないので、
どうしても脱衣室から取る必要がありますよね。


我が家では写真のように、コードの厚みの分だけ、浴室の扉の隙間を開けて通しています。
そのため、除湿機をかけたまま出かけるときは、
ロボット掃除機などが引っかからないよう注意してくださいね。


また、これは完全に我が家の「建築時の手違い」でつけるのを忘れて後悔していることなのですが……(笑)
これからマイホームを新築・リフォームされる方は、
浴室の入り口付近(浴室の照明スイッチがある辺り)にコンセントを1つ設置しておくことを強くおすすめします!



ここにコンセントがあると、
脱衣室の奥から長いコードを引っ張ってくる必要がなくなり、
浴室干しの準備が劇的にスムーズになりますよ!
まとめ:ランドリールームがなくても大丈夫! 我が家の洗濯ライフは快適です


雨の日の洗濯はストレスになりがちですが、
ランドリールーム不要。浴室を使えば家も傷まない
除湿機なら電気代も安い
サーキュレーター併用でさらに時短
この3つを押さえるだけでノンストレスな洗濯環境は作れます!



「ランドリールームを作らなかったら後悔するかも…」
と不安な方こそ、ぜひ一度この方法を試してみてください。
きっと想像以上に快適になりますよ!
\コスト重視:毎月の電気代を抑えて、水捨ての家事からも解放されたい方はこちら/
↑6.5ℓ/日タイプがホース排水に対応しています。
\時短重視:1台2役でより時短、朝までに爆速で乾かしたい方はこちら/










