太陽熱温水器を新設したい
平板式と真空式どちらにするか迷ってる
タンクは別置式か一体式か迷ってる
「都市ガスの地域ではないけど、ガス火で調理したくてプロパンガスを選ぶ」という方も多いのではないでしょうか!?
そんな我が家もプロパンガスを使っています。
そしてガス代の節約のために真空式の太陽熱温水器を設置しています。
ちなみに我が家のすぐ隣の敷地に建つ父母の家もプロパンガスを使い、平板式の太陽熱温水器を使っています。
コキアかなり似た条件で、真空式と平板式太陽熱温水器のガス使用量を比較することができたので、記事にまとめてみました。
使っている太陽熱温水器
超ど田舎の我が家は、家の敷地が広く、
「父母の家」と「我が家」は同敷地内に建っています。


父母の家の太陽熱温水器


- メーカー:ノーリツ「SKYPIA」
- 集熱器:平板式
- タンク:分離式、地上置きタイプ
- 強制循環式
不凍液を循環させてタンク内の水を温めるタイプの太陽熱温水器。タンクは屋根上ではなく、地上に設置しています。


給湯機に接続して利用するので、キッチンやシャワーでも使用できるタイプです。
我が家の太陽熱温水器


- メーカー:寺田鉄工所「SUNTOP」
- 集熱器:真空式
- タンク:一体式、屋根置きタイプ
- 水道直結式
自然落下式(浴槽のお湯張りのみ)とは違い、給湯機に接続して利用するので、キッチンやシャワーでも使用できるタイプです。
比較の条件
使っている太陽熱温水器以外で、
父母の家と我が家で違う点と同じ点を下記にまとめました。
使用する太陽熱温水器以外の違い
| 父母の家 | 我が家 | |
![]() ![]() | ![]() ![]() | |
| 家族構成 | 2人 (夫婦) | 4人 (夫婦+子2) |
| 浴槽の湯張り | やや多め | 最小設定 |
| 食器洗い | 手洗い (ゴム手袋を使うので、湯は使わない) | 食洗機使用 (給湯機はOFFにして運転) |
| 太陽熱温水器 | 令和4年 交換 | 令和3年 新設 |
共通事項
- 同じガス供給会社
- 同敷地内(5地域)なので、同じ気象条件
- 太陽熱温水器を南向きに設置
- 給湯器24号(高効率型エコジョーズ)
- ガスの使用は、調理と給湯のみ
平板式vs真空式 ガス使用量比較表
令和5年のガスの使用量を下表にまとめてみました。


我が家では令和5年の冬から本格的にガス暖房を使い始めてしまいました。
できるだけ正確に把握できるように、
1~3月分だけ令和4年のものに差し替えて比較しています。
ちなみに令和4年3月・令和5年の12月もガスストーブを使用していますが、ガス会社からの明細によりガスストーブの使用量が分かるため、ガスストーブの使用量を差し引き、金額を補正して表にまとめています。
※ガス代が高騰しているので、令和4年と5年とでは多少違いがあると思います。
真空式の方が効率がよかった



8~10月は、ほぼ違いがないものの、
寒い時期はやはり真空式の方が効率がよさそうです。
今回は屋根置きタイプの真空式太陽熱温水器とタンク分離式の平板式太陽熱温水器で比較した場合の結果です。
同じ、屋根置きタイプで比較するともう少し結果が違ってくる可能性はあります。
水道直結式よりも強制循環式の方が使い勝手はよい
「真空式」・「平板式」の比較からは話がずれますが、
我が家の「水道直結式」と父母の家の「強制循環式」を比べると、
「強制循環式」の方が圧倒的に使い勝手はよいと思います。
強制循環式より水道直結式の不便なところを下記にまとめました。
- 夏はお湯が熱すぎてエラーが出るから、給湯器をONにして自動お湯張りができない
- 冬の朝は凍結でお湯が出なくなってしまうことがあるので、前の晩に水栓をひねって屋根からのお湯を使わない設定にしておく必要がある
この点、強制循環式の太陽熱温水器なら、不凍液を循環させてタンク内の水を温めるので、凍結とは無縁。普通に給湯器を使うのと同じ要領で蛇口からお湯をつかうことができます。



強制循環式は、タンクが分離できるので、わざわざ負担のかかる屋根に設置しなくてもよいのも魅力ですよね。
ちなみに太陽熱温水器本体にかかった費用(設置費用も含む)は、
父母の家:100万円超え(400リットルなので普通より大容量のタンクとのこと)
我が家:40万円ぐらいでした。



それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、後悔のないように選びたいですよね!















