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コキア
一級建築士・整理収納アドバイザー1級
「毎日をちょっと”ラク”にする」がテーマ。実体験をもとに、暮らしのアイデアを発信しているブログです。

●木造住宅の設計が得意
●2児(中学生男+小学生女)の母・共働き

●20代~30代:愛知県の設計事務所で約10年間勤務
●30代~40代現在:出産を機に、地元の建設会社で勤務

●平成25年に自宅をリフォーム
●令和3年に自宅を新築

網戸に注目:縦・横すべり出し窓より【内倒し窓の方が虫が入りにくい】

こんな方にオススメの記事です

なんとなくすべり出し窓にしようとしてる
どんな開き方の窓がよいか迷っている
窓はオシャレでスリムな方がいい

そんな方に言いたいのは、
網戸のことはちゃんと考えてますか!?」

コキア

縦・横すべり出し窓よりも
内倒し窓がオススメ
その理由について、この記事で説明していきます。

窓には引違い窓・FIX窓・外倒し窓・上げ下げ窓等いろいろありますが、
本記事では、装飾窓でよく使う
縦(又は)横すべり出し窓・内倒し窓の3種類の窓に焦点を当てて説明しています。
私自身、住宅の設計の際にはLIXILのサッシをよく使うので、
本記事でもLIXIL「サーモス」を例に解説し、
サッシの画像はLIXIL「ハイブリット窓」カタログからお借りしています。

目次

窓の外観と開き方

3種類の窓について、屋外からの見た目と開き方を表にまとめてみました。

  • 内倒し窓
    内倒し窓は名前の通り、室内側に倒して開きます。
    設置する際には、室内側にカーテンなど干渉するものがないように注意しなくてはなりません。
  • 縦(又は)横すべり出し窓
    縦(又は)横すべり出し窓は、いずれも屋外側に開きます。
    屋外側に車やカーポートなど干渉するものがないように、
    また通行人の妨げとならないように注意しなくてはなりません。

雨が降ってきたとき、室内に降り込みにくいのは横すべり出し窓だね

窓の開閉方法

それぞれの窓の開閉方法について、表にまとめてみました。

  • 内倒し窓
    手が届く位置ならラッチを下ろせば開きます。
    高い位置にある窓は、フック棒を使って開閉します。
  • 縦(又は)横すべり出し窓
    開閉方法は2種類あります。

     ハンドルを回して開閉します。
     (高い位置にある横すべり出し窓は、チェーン式オペレーターで開閉します)

     窓のフレームについているハンドルを押して開閉します。
     (基本的に高い位置には不向き)

設置可能な網戸

それぞれの窓に設置可能な網戸を、表にまとめてみました。

  • 内倒し窓
    内側に開く窓のため、網戸は屋外側に固定となります。

  • 縦(又は)横すべり出し窓
    窓の開閉方法によって選べる網戸がかわります。

     網戸は室内側に固定となります。

     窓についているハンドルを押して開くため、固定式の網戸は使えず、窓を開けた後に網戸を閉める必要があります。

窓と網戸の位置関係

それぞれの窓と網戸の位置関係を、断面図にまとめてみました。

そうです!
縦・横すべり出し窓は室内側に網戸がつくので、
なんと、室内側に虫が入り込んでしまうのです。

いったん網戸を開けてから窓を閉めないといけないカムラッチタイプは、室内に虫が入りたい放題

オペレータータイプでも、網戸に虫がくっついたまま窓を閉めることになるよね…

コキア

内倒し窓なら、
外側に網戸がついているので、虫のことは気にせず窓を開閉できます。

内倒し窓のデメリットは「見た目のゴツさ」と「規格寸法の少なさ」

それ以外の窓のメリット・デメリットについて、表にまとめてみました。

  • 内倒し窓
    縦・横すべり出し窓に比べて、室内側からの見た目がゴツいのがデメリット。

    また、縦・横すべり出し窓に比べて、選べる寸法が少ないのもデメリットです。
  • 縦(又は)横すべり出し窓
    内倒し窓に比べて、室内側からの見た目がスッキリ。

    また、内倒し窓に比べて、選べる規格寸法が豊富です。

内倒し窓は、縦・横すべり出し窓と違って室内側に開くので、
屋外側に面格子が設置できるのがメリットだね!

網戸の取り外し方

内倒し窓 網戸の取り外し方

内倒し窓の網戸の取り外し方はこちら

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コキア
一級建築士・整理収納アドバイザー1級
「毎日をちょっと”ラク”にする」がテーマ。実体験をもとに、暮らしのアイデアを発信しているブログです。

●木造住宅の設計が得意
●2児(中学生男+小学生女)の母・共働き

●20代~30代:愛知県の設計事務所で約10年間勤務
●30代~40代現在:出産を機に、地元の建設会社で勤務

●平成25年に自宅をリフォーム
●令和3年に自宅を新築

私が設計を担当させていただけるお客様はせいぜい年間2~3件ほど。
”少しでも多くの方に、私が持っている知識や経験やアイデアが役に立ったらいいな”という思いで書いています。
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