MENU
コキア
一級建築士・整理収納アドバイザー1級
「毎日をちょっと”ラク”にする」がテーマ。実体験をもとに、暮らしのアイデアを発信しているブログです。

●木造住宅の設計が得意
●2児(中学生男+小学生女)の母・共働き

●20代~30代:愛知県の設計事務所で約10年間勤務
●30代~40代現在:出産を機に、地元の建設会社で勤務

●平成25年に自宅をリフォーム
●令和3年に自宅を新築

雨の日の洗濯 除湿器ひとつで【浴室をランドリールーム】に変身

こんな方にオススメの記事です

外干し派。雨の日の洗濯に困っている
ランドリールームが欲しかった
洗濯物の乾燥に何を使うか迷っている

雨の日の洗濯物、お困りではありませんか!?

かつては私も
・普通に外干し→ 帰宅後、乾いてなくて家の中が洗濯物でいっぱい!
・外干し→扇風機で風をあててみても全く効果なし
なんて経験があって、雨の日は自然乾燥はムリーーーって諦めました。

コキア

浴室で「除湿器」を使うことで雨の日の洗濯が一気に楽になったので、そのことを記事にしています。

目次

なぜ浴室なのか

洗濯物を室内干しするとき、気になるのはやっぱり湿気
湿気がたまるとカビが発生しやすくなり、家そのものを傷める原因となってしまいます。

一方、浴室なら元々水を流すことが前提ですので、壁・床・天井・建具共に水に強くつくられています
また換気扇もついているので、簡単に湿気を追い出すこともできます。

コキア

最近は、室内物干しができるランドリールームのある間取りが流行っているようですが、
私は、家そのものを傷める原因となる「室内干し」には反対
それよりも、「浴室干し」をオススメしています。

余談ですが…、冬季の休日。
エアコン暖房を使用している部屋での「室内干し」は、加湿器替わりになるのでアリだと思いますよ!

なぜ除湿器なのか

洗濯物を乾燥させることができる家電はいろいろありますが、
一回の洗濯乾燥にかかる電気・ガス代を、家電別に表にまとめてみました。

一回の洗濯でかかる電気代一年でかかる電気代(100日)
200V浴室乾燥機
1.8kW
1.8×3h×30円
=162円
16,200円
6帖用エアコン
0.6kW
0.6×6h×30円
=108円
10,800円
乾燥機付き洗濯機
1.0kW
1.0×3h×30円
=90円
9,000円
ハイブリット式 除湿器
0.2kW
0.2×6h×30円
36円
3,600円
電気代は1h30円として計算
一年のうち雨の日が約100日として計算

ちなみにガスなら幹太くんも有名です。

一回の洗濯でかかるガス代一年でかかるガス代(100日)
幹太くん
9㎏
1.5h
約150円
15,000円
参考:リンナイHP

除湿器が一番電気代がかからないことが分かりますね!

浴室をランドリールーム に変身させる手順

浴室に物干し竿を設置する

最近のシステムバスは、壁にマグネットがくっつくものがほとんど。

我が家では、↓を壁にくっつけて、物干し竿を設置しています。



物干し竿はいろいろ調べた結果、ニトリの店舗でアルミ物干を購入するのがお得だと思います。

「室内物干し」を持っているなら、浴室にそのまま置いてもいいね!

浴室に除湿器を置いて、電源コードは扉の外へ

物干しが設置できたら、除湿器を置きます。(オススメの除湿器については後ほど説明します。)

コードは脱衣室までのばして、電源をとります。
ちなみに洗濯物を干した後は、浴室の扉を閉めて除湿器をかけます。

除湿器をかけたまま出かけるときは、ロボット掃除機などにコードが引っかからないように注意。
浴室の扉は写真のように、コードの分だけ少し隙間が空きます。

これから新築するなら、浴室の入り口付近(浴室の照明スイッチがある辺り)にコンセントがあると便利ですよ!

洗濯物を乾燥させやすくするコツ

1坪タイプ(1616)のシステムバス。雨の日はこれくらいの量(家族4人分)を浴室で乾かしています。

浴室の水分をふいておく

浴室が濡れていると、洗濯物の乾きが遅くなってしまいます。
洗濯物を干す前は、乾いた布巾で、壁や床の水気を拭いておくことをオススメします。

我が家では、お風呂から出る前に「壁や床の水切り」を習慣化していますよ。

洗濯物はできるだけ少なく、間隔をあけて干す

雨の日に洗濯をする場合、「絶対に必要な物」だけに厳選するのがオススメ。
なるべく間隔を開けて干す方が、洗濯物は早く乾きます。

洗濯機の脱水は長めにまわしておく

除湿器だけに頼るのではなく、洗濯機側でもなるべく長めに脱水をまわしておきましょう。
洗濯機に風乾燥機能がついているなら、それを使うのも手だと思います。

浴室の換気扇のスイッチは切っておく

換気扇をまわすと、どんどん室内の空気を送り込んでしまって、せっかくの除湿しているのに除湿にならなくなってしまいます。
浴室の換気扇のスイッチは切っておきましょう

面倒でなければサーキュレーターを併用する

除湿器だけだと、洗濯物を乾かすのに6~8時間かかりますが、
サーキュレーターを併用すると3~4時間に短縮できます。

サーキュレーターを併用すると、室内干し特有の臭いも、かなり軽減されますよ!

除湿器の選び方

除湿器は3種類

  • コンプレッサー式:動作音が大きく本体も重いが、電気代が一番安い
  • デシカント式:軽量コンパクトで本体価格は安いが、ヒーターを使うため電気代が高い
  • ハイブリット式:サイズが大きくパワフルだが本体価格が高め
一回の洗濯でかかる電気代一年でかかる電気代(100日)
コンプレッサー式
0.15kW
0.15×6h×30円
=27円
2,700円
デシカント式
0.3kW
 0.3×6h×30円
=54円
5,400円
ハイブリット式
0.2kW
0.2×6h×30円
36円
3,600円

これから新しく除湿器を買うなら、電気代が一番お得なコンプレッサー式がオススメ!!

ホース排水できるタイプが便利

せっかく浴室で使うので、我が家ではホースで排水できるタイプの除湿器を選びました。

ホースの先端は、浴室の排水口までのばしておきます

ホースをつなぐのは多少面倒ですが、
個人的には、除湿後にタンクの水を捨てる方が面倒。

タンクを抜き取っている間にポタポタと上から水がたれてきて、
それを拭き取らないといけないのが厄介なのです。

ホースで排水できるコンプレッサー式の機種は限られています。
我が家で使っている機種は廃盤になってしまったようですが、オススメの後継の除湿器はコレです↓

コキア

浴室だから、水がこぼれても大丈夫!
雨の日には「浴室物干し」。ぜひ試してみてくださいね。

スポンサーリンク
コキア
一級建築士・整理収納アドバイザー1級
「毎日をちょっと”ラク”にする」がテーマ。実体験をもとに、暮らしのアイデアを発信しているブログです。

●木造住宅の設計が得意
●2児(中学生男+小学生女)の母・共働き

●20代~30代:愛知県の設計事務所で約10年間勤務
●30代~40代現在:出産を機に、地元の建設会社で勤務

●平成25年に自宅をリフォーム
●令和3年に自宅を新築

私が設計を担当させていただけるお客様はせいぜい年間2~3件ほど。
”少しでも多くの方に、私が持っている知識や経験やアイデアが役に立ったらいいな”という思いで書いています。
目次